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えりんぎ

えりんぎの日記

ちゃんと書く5(植物で表現される精神性)



3/8からの東京旅4日目最終日。
 
この日の目標は
14:05発のフライトまでに
上野で2つの展覧会に行くこと
 
ゆりかもめに乗りたかったので
7:00起き8:00前チェックアウト。
心を癒してくれた豊洲の景色に別れを告げ
豊洲から新橋までゆりかもめで移動。
 
 
東京臨海副都心の眺めを観ながら
今回の旅の思い出を反芻しました。
 
また楽しい思い出が増えたなぁ。
そして上野公園へ
 
 
まずは東京都美術館で開催中の
エゴン•シーレ展に。
 
シーレの作品やウィーン分離派の作品で
好きなものを沢山見つけたので
また別のブログに
まとめて書こうと思います。
 
今回は印象に残ったシーレ作品の中から
一つだけ紹介。
 
 
《吹き荒れる風の中の秋の木》
エゴン•シーレ 1912年 当時22歳
 
 
裸婦画や自画像が有名なシーレですが
風景画もいくつか展示してありました。
 
 
撮影可の作品がいくつかあったんですけど
その中でこの一枚だけ
シャッターを切ってた…

 
独特な色彩のグレーの空の下で
嵐の中細い幹が大きく揺れて
繊細な枝が画面一杯に広がっています。
強い風の音が聞こえてきそうですね!
灰色の空や大きく曲がった幹は
葛藤や苦しみの感情を、
細い枝たちは心の機微や繊細さを
表現しているのかな。
 
 
近くで観るとまた面白いんですよね。
荒々しくもあり繊細で優しくもある。
 
 
シーレは手紙で
「山や水、木や花の身体的な動きをとりわけ観察している。すべてが人間の身体と同様の動き、植物の歓喜や苦悩に似た揺さぶりを想起させる」
という言葉を残しています。
 
 
植物から人間性を感じとって
こうして表現していたんですね。
観察力半端ないです…
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シーレは早逝の画家として知られていて
28歳でスペイン風邪で亡くなっています。
今の私と同じ年齢なんだよな…
あのグスタフ•クリムトに
「才能がありすぎる」と言わしめた天才は
28歳で身重の妻を亡くし
その三日後に自分も
短すぎる生涯を終えました。
 
 
そんなエゴン•シーレの
記録の中で一番最後の一言
 
「戦争が終わったのだから、
僕は行かねばならない。
僕の絵は世界中の美術館に
展示されるだろう。」
 
 
凄い自信…!
 
 
本当にそうなってるんだから凄いですね。
ウィーンから遠く離れた日本で
シーレの絵をこんなに観れたことに感謝。
 
 
 
東京都美術館、最高です。
 
そしていつもこの井上武吉の
《my sky hole 85-2 光と影》を
撮ってしまう。
ただいま!また来たよ!
って感じ。
光の位置惜しいね~
 
そしてこの後は
東京国立博物館で行われている
東福寺展へ行きました。
 
それについてまた次のブログで
それでは。
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