6月17日です。
1982年のこの日、陰謀論者大好き、ロベルト・カルヴィ暗殺事件が起こった日です。
謎多き未解決事件。
その4年前、
1978年に時の教皇、ヨハネ・パウロ1世が暗殺されました。
パウロ1世は色と欲、腐敗にまみれたバチカンを正そうとしていた人物ですが、
敢え無く暗殺されてしまいます。表向きは心臓発作ですが誰が聞いても不自然な点が多いです。
パウロ1世の暗殺を指示したと噂されるのが、バチカン腐敗の中心人物、マルチンクス大司教。
フリーメイソン、イタリアの極右、CIA、マフィアとそしてロベルト・カルヴィと深い関りをもっていました。
そして暗殺実行に深く関わっていたと囁かれていたのが、CIAやマフィア等の資金洗浄を引き受けていたと言われるロベルト・カルヴィです。
彼はバチカンの資金管理を行う銀行、アンブロシアーノ銀行の頭取でした。
1979年にアンブロシアーノ銀行を調査していたイタリア警察の調査官が暗殺され、
1982年アンブロシアーノ銀行は不自然に破綻します。
同年、イギリスに逃亡していたロベルト・カルヴィが暗殺され、
その前日、アンブロシアーノ銀行の歴代頭取の秘書を勤めていたグラツィエラ・コロケルも暗殺されました。
1986年資金洗浄の共犯であったミケーレ・シンドーナが毒殺され一連の連続殺人は一応の終わりを見ました。
何が起こったか本当の所はわかりません。
今でも多くの憶測が飛び交う事件です。
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